冬越しほうれん草が出来ています。

こんにちは、グットファーム岸根です。

ここ八ヶ岳の冬は標高が高いため寒さが厳しく、収穫できる野菜がうんと限られてきます。そんな時期でも育つ貴重な葉もの野菜の一つとしてほうれん草があります。写真は2月15日ごろの様子、気温が氷点下7℃位まで下がりましたが、不織布(ふしょくふ)の下で元気に育っていました。

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ところでこの不織布という白いカバーを使う理由をご存知でしょうか?
もともとほうれん草の旬は冬です。寒さにあたると葉が肉厚になり、甘みやビタミンが増すためです。(植物は細胞の中の水分が凍らないように糖を蓄える性質があります。)
しかし、極端な寒さに長時間あたり続けると細胞が破壊され枯れてしまうことがあります。また、八ヶ岳から吹く強い風は作物から水分を奪い、葉先がこすれ合い、やがて枯れてしまいます。
これらを防ぐ対策として、不織布を覆うことで野菜の温度を数度上げることができ、風からも守ることができます。
ちなみに不織布は畑の地面に杭を打ち込んで固定しますが、強風が続くと破れたり飛ばされてしまったりすることがあるため、なかなか目が離すことができません。

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我が家では冬越しほうれん草のバター炒めが大好評です。特に甘い根の赤い部分は家族で取り合いになります。